| 肝臓病の症状と原因 図解ページへ |
| 症状 | 原因 | その他事項 | |
| A型肝炎 | ・食欲不振 ・38度以上の発熱持続 ・黄疸 ・尿(黄色/茶褐色) |
・2〜6週間前に海外渡航 ・2〜6週間前に貝類の生食 ・周辺に急性肝炎の発症 |
・1974年に発見 ・経口による感染 ・慢性化することは無い ・劇症肝炎や腎臓に 障害を残すことがある |
| B型肝炎 | ・食欲不振 ・全身倦怠感 ・悪心 ・嘔吐 ・黄疸 ・尿(黄色/茶褐色) |
・不特定多数との性行為 ・医療従事者では針刺事故 ・血液の輸血 ・母子感染 ・汚れた注射針(器)の再利用 ・売血 |
・1963年に発見 ・適切な治療で免疫体 ・慢性肝炎に4割 ・肝硬変に移行 ・肝がんに発展 ・母子感染の1割は発症 |
| C型肝炎 | ・ほとんど症状無い ・発症まで約20年 |
・輸血 ・非加熱血液製剤 ・性行為 (エイズと同じ感染ルート) ・人工透析 ・非衛生処置による感染 -予防注射の際の針の 無交換 -鍼灸治療の際の無消毒の 針使用 -歯科治療の際の無償毒の 器具使用 ・その他 -暴飲暴食 -覚醒剤などの回し打ち -ピアスや刺青の際の非衛生 針の使用と非衛生な環境 |
・1989年に発見 ・150万〜230万潜在 患者 ・年間3万人以上肝がん |
| アルコール性 肝炎 |
・全身倦怠感 ・黄疸 ・手のひらや鼻が赤い |
・常習飲酒(日本酒換算毎日 3合5年以上継続) ・発症前の大量飲酒 ・肝臓の炎症 ・肝臓組織の変性、壊死 線維化による機能障害 |
・アルコール自体が内臓 消化器官に影響を及ぼ しアミノ酸や各種ビタミン の吸収障害を引き起こ すのを 「アルコール性肝硬変」 と言う。 |
| 脂肪肝 | ・症状の出ない例が多い ・症状の出る場合 -食欲不振 -吐き気 -全身倦怠感 -疲れ易い |
・アルコール性 ・肥満/過栄養性 ・低栄養性 ・糖尿病性 ・妊娠 ・薬剤性 |
・肝硬変に移行すること がある ・BMI(体重を身長の二乗 で割った数値)を25 以下に保つ ・男性は30歳、女性は 50歳から多数みられる |
| 薬剤性 肝障害 |
・発熱 ・発疹 ・皮膚掻痒 ・黄疸 *以上の2項目に該当 |
・1〜4週間前に薬剤の服用 開始 |
・抗生物質、向精神薬 抗がん剤に多い |
| 症状 | 原因 | その他事項 | |
| 自己免疫性 肝臓疾患 |
・関節炎 ・発疹 ・容血性貧血 ・顔面の赤斑 ・黄疸 ・腹水 ・出血 |
・ストレスやウイルス感染, 紫外線等によって 自分の体に出来た抗体が 肝臓や胆管の細胞を攻撃 破壊する病気 ・出来るだけ紫外線を浴びない ようにする |
・中年女性に比較的 多く発生 ・肝硬変に移行 ・3つに分類される -自己免疫性肝炎 -原発性胆汁性肝硬変 (PBC) -原発性硬化性胆肝炎 (PSC) |
| 急性肝炎 ↓ 劇症肝炎 |
・急性肝炎の症状があら われて肝臓の機能が 高度に障害される -全身倦怠感 -発熱 -黄疸 -食欲不振 -吐き気 -腹痛 ・8週間後に -眠気 -記憶力・思考力の低下 -昏睡などの意識障害 が現われたら劇症肝炎 ・末期には -脳浮腫 -出血 -腎不全 -感染症 |
・ウイルス,薬剤,アルコール 等が、あるが、ほとんどは ウイルスによる。 ・ウイルスによる肝臓障害は, ウイルスに感染した肝細胞 ウイルスを排除しようとする 体の免疫機構が肝臓障害の 発生に多いに関係しています。 ・ウイルスそれ自体では独立して 生きていけないので必ず感染 の相手先つまり宿主(しゅく しゅ)の細胞に入り込みます。 ・そして細胞の中でどんどん 増殖を始めます。 ・体の免疫機構はこのウイルス に感染した細胞を目ざとく見つ けるのですが細胞のなかに隠 れているので攻撃できません。 ・そこで免疫機構はこのウイルス に感染した細胞丸ごと破壊して しまいます。 ・こうした状態が長いこと続くうち に細胞の再生能力が限界に 達しもとの状態に戻すことが 出来なくなります。 ・劇症肝炎の原因の約半分は B型肝炎ウィルスです。 |
・診断は 他覚症状 -肝臓の腫れ具合 -黄疸の観察 肝機能検査 -GOT,GPTなどの 酵素 -黄疸をもたらす ビリリビン 血清学的検査 -血液中のウイルスの 抗原や抗体の検査 |
| 慢性肝炎 ↓ 肝硬変 |
・慢性肝炎が進行し肝臓の 線維化が進み結節が出来 たものを肝硬変という -全身倦怠感 -疲れ易い -微熱 -食欲不振 -羽ばたき振戦 -蜘蛛状血管腫 -感染症 -腹膜炎 |
・原因の分類 -C型肝炎=65% -B型肝炎=12% -アルコール性=12% -その他=10% ・ウイルスを持っている人が 飲酒すると飲酒しない人より 約3年早く発病。 |
・代償期 -激しい運動を避ける -バランスのとれた 食事 ・非代償期 -食塩制限の厳守 -利尿薬 ・慢性肝炎の人の血液 検査ではGPT(ALT) が高い。 ・肝硬変になるとGOT (AST)が高く血小板 の値も10万を切ります。 |
| 症状 | 原因 | その他事項 | |
| 肝臓ガン | ・B型肝炎の末期症状 ・C型肝炎の末期症状 |
・年間3万〜4万が死亡 ・因果関係 -約8割がC型肝炎 ウイルス -約2割がB型肝炎 ウイルス ・C型肝炎の経過 -15年で慢性肝炎 -25年で肝硬変 -30年でガン ・したがって70歳前後が 一番多い |
・厚生労働省は2002年 から40歳以降5歳刻み に肝炎ウイルスの検査 を実施=早期発見推奨 ・ウイルスに感染している かた -4ヶ月に一度は超音波 検査を受ける。 -年に1度はCT検査、 MRI検査を受ける。 |
| 輸血に伴う副作用とその原因 | |
| ◆即時性副作用(輸血直後又は数時間以内に発生) | |
| 急性溶血反応 | 赤血球不適合輸血 |
| 非溶血性発熱反応 | 白血球抗原に対する抗体 |
| アレルギー反応(ジンマシンなど) | 血漿たんぱくに対する抗体 |
| アナフィラキシー | lgAに対する抗体 |
| 空気塞栓、血栓、血腫、静脈炎など | 輸血量、輸血手技による |
| 激しい発熱 | 細菌汚染 |
| 心不全、クエン酸中毒、カリウム中毒 | 過剰輸血 |
| 溶血 | 血液の過度な冷却・過熱 |
| 血圧低下 | 血管作動性物質 |
| 急性肺水腫 | 白血球に対する抗体 |
| ◆遅発性副作用(輸血後数日から数年後に発生) | |
| 輸血感染症 | 梅毒、B型肝炎、C型肝炎、 成人T細胞白血病、エイズ、 サイトメガロウィルス、マラリアなど |
| 発熱、ジンマシン、血小板不応状態など | 白血球、血小板に対する同種免疫 |
| GVHD | 活性リンパ球 |
| 輸血後紫斑病 | 血小板に対する特異抗体 |
| 遅発性溶血反応 | 赤血球不適合輸血 |
| 免疫抑制反応 | 各血液成分の頻回輸血 |