トンカットアリの老舗「百寿庵」

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●10月の風月譚 
『 GOLD FINGER 荒木 敏明 君 』
                                     
 10月の二十四節気は寒露(9日で北部で初氷が見られる頃)と霜降(24日で霜がおり始める頃)があります。
別名神無月とも言われ全国の神様が出雲に参集する時期でもあります。
中学生になり英語なるものを学んだとき,8音節(OCTAVE)とかタコ(OCTOPUS)とかラテン語でOCTOは8を
意味し本来OCTOBERは8番目の月であるはずなのに(ローマ暦では8月)この世で最も我侭な?2人の人物が
7月,8月に自分の名前を暦に入れ込んだ為にずれ込んでしまい、その結果9を意味するNOVEのNOVEMBERが
11月となり10を意味するDECAであるDECEMBERも12月となりましたNOVEで始まる言葉としてNOVENA
(9日間の祈り・勤行)DECAで始まる言葉としてDECATHLON(十種競技),DECAMERON(十日物語)などが
あります。

 10月10日は39年前に東京オリンピックが初めてアジアで開催された記念すべき月でもあります。
その最高の晴れ舞台になんと高校の同級生が彗星のごとく現れフェンシングの代表選手に選ばれました。
札幌南高からオリンピックに出場した人は過去3人のみで(一人は現在積水グループを率いる社長大久保尚武
さんが東京大学在学中ローマオリンピックにボートで出場、もう一人は定かでありません)いかに至難なことで
あるか、まして個人競技ではなおさらのことと推察できます。
高校卒業時はこの世界で殆ど無名に近い荒木君が4年間でどのようにして最高位まで上りつめたのか長い間
聴いてみたいと思っておりました。
40年近く歳月が経ったある日,彼に札幌南高は進学校としては北海道一であってもスポーツでは無名の高校で
立教大学に入学しオリンピック出場の機会を得るに至った体験を語ってもらいました。
60歳を過ぎた今日,20代の女性と一緒にいるところをみても何らおかしくないくらい格好がよい単なる
「スケベ親父」かと思っていたのですがその背景には人知れない情熱,信念,行動力があったんですね。
驚き・・・人は見かけによらない!!!
これからの大学受験,スポーツで全国出場を目指す諸君に参考になるのではないかと思い、彼の夢実現の
経緯・人となりを披露いたします。

まず目標を設定しその目標を達成成功した「夢」を毎日、毎日イメージすることによって自分のモチベーションを
 高めていく。
自分の夢を更に「こうありたい」という最終イメージ迄つくり上げそれを達成するために短期,中期, 長期の目標
 を設定し最初の目標に対し、とにかく出来ることから行動に移す。
行動を起こせば反動(REACTION)が生ずる。
それに対しまた新たな行動をおこす。
このことを繰り返すことによりレベルアップとなり好結果を得ることが出来る。
すなわち次の目標に向かう際、いろいろな考え方を描く「心の行動」と対応する「体の行動」(ACTION)が必要と
 なります。
◆常に勝ちたいと「心」に働きかけ自分との戦いに毎日を昇華し「行動に移す」ことで目標に邁進し達成する


 彼は東京オリンピック出場という大きな夢を描きましたトレーニング・日常生活スケジュール・思考すべて夢に
向けて行動を開始しました。
この様なNORM(規律・規範)を自分に課せることにより新人戦,関東大会,全日本学生,全日本大会,そして
オリンピック選考大会と一つずつ段階をクリアーしオリンピックに出場という夢を実現することが出来ました。
さらに次の目標をアジア大会に設定しここでも優勝(36才時)の栄冠を得るという離れ業を成し遂げました。
当時フェンシング界では船水さんという全日本チャンピオンに10度成るという大変な記録の持ち主がおりま
したが,彼は先輩の記録を超す事に目標を掲げ、とうとう36歳の時11度優勝という記録を達成いたしました。
このこともまた船水先輩の存在が新たな目標となり自分が邁進できたことに今も先輩に大変感謝しておるよう
です彼の技量は演劇の世界でも注目する所となり、振り付け・剣さばき等の手ほどきが市川染五郎主演の
ハムレットにも影響を与え大きな感銘を与えました。

以上結果を先に述べましたが,
不断のトレーニング・練習を繰り返し続けることは自己管理・苦痛を伴うがやり遂げることにより、思考力が伸び
意識の高まりや自信を深め自分の中に成長を実感することが出来,肉体・精神の鍛錬が序じょに苦痛と感じ
なくなる
 
との事です(本人の言葉)

意欲を持ちつづけ集中力を高めることは必須条件ですが身近に良きモデル,指導者、知識・知恵に恵まれた
環境も大切との事で、彼は幸いにも本人の強い精神と良い環境に恵まれたことで夢を現実のものにできた事に
何時も感謝し、機会があれば若手の育成に貢献したいと考えているようです。
結論になりますが科学的トレーニングで、ある一定水準の力・レベルに達する事が出来ますが最後の決め手
は肉体,体力の向上はもとより精神的充実度合いと戦略が決め手となることを実感として持ったようです。
長年のトレーニングの結果,剣を持つ右手人差し指の先端と親指がセンサーとして働き、相手の剣先と最初
に接した瞬間相手の技量、集中度合い,どこを攻めてくるとかがある程度予測できるようになったとの事です。
引退後このGOLD FINGERを何に活用したかは定かでは無いのですが今も若さを維持している所をみると
往年の鍛錬の成果を幅広く多方面で十分発揮しているのでしょう(テニス,ゴルフその他???)
話しを聴いて私は
自分の(競技)人生はこうありたいと自らのシナリオを書き、行動を起こし達成まで諦めなかった事で自己実現
に結びつけることが出来たようです。

とにかく行動に移さなければ何にも生まれないというのが彼の信条のようです。
余談ですが、荒木君は東京にいる時は可愛い子(好みはうるさい方)に「三崎にマグロ食べに行こう」がどうも
誘い言葉のようでしたが,今は沖縄におりますのでまさか「東シナ海の夕日を見に行こう」などと気障(きざ)な
言葉を言っているのではないか、友人として気になりますがこちらは何時も描いたシナリオどおり首尾良く
行くか・・・・・いずれにしろこの様な馬鹿(北海道では、「はんかくさい」と言います)を言い合える友人は楽しい
ものです。

以上荒木君の夢を成し遂げた実体験は、私が学んだアメリカの成功体験として高名な「ナポレオン・ヒル」という
人の話しに大変共通点があります。
夢を持ちそれを達成する」上で常に夢そのものを持ち続けることが先ず共通項として挙げられますが、その後は
達成可能な範囲の目標を設定し日々の行動の成果の集積が終局の目標に好結果をもたらす様です。
いずれにしても目標達成には何らかの自己犠牲が必要でありますので、どの程度「夢」と「行動」を継続できるか
が結果に直結することとなります。

受験生諸君,「夢を持ち,自信につながる日々の行動が成功」をもたらします。
家族の皆さんも子供さんを信頼し自信が拡大発展し十分な成果が得られるよう見守ることがこの時期一番大切
のようです10年前に子供の受験を卒業した体験者として御参考まで!!!

P/S:その後荒木君はB&G財団で「少年の船」を通し青少年の育成に多くの
時間を費やしました
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 上記のコラム《10月の風月譚》にたいしての読者である伊井さんの感想分を下記に掲載します 
拝啓
貴社におかれましては、益々ご清栄の事とお喜び申し上げます。

私は、B&Gフェンシングクラブにおいて、荒木先生から指導を受けまして、BGセンター閉鎖後は、旧メンバーの中の
有志により、荒木先生を囲む会として、"B&G荒木会"を発足させ、その世話役をしております、伊井 と申します。

このたび、荒木先生より、貴ページの表記 随想を御紹介頂き、拝読させていただきました。

貴文におかれましては、日頃、荒木先生が指導されているエッセンスが、大変要領よく、まとめていただいたいると
拝察させていただきました。

私共は、沖縄にいらっしゃる荒木先生に、日頃の活動報告、及び日常の話題などを連絡する為、infoseek上に下記の
通り掲示板を運営しております。
B&Gフェンシング
 荒木会



つい最近、この掲示板で、カルロス.ゴーン著 カルロスゴーン 経営を語る という本を推奨いたしました。

その中に、モチベーションとビジョンの関係、そして行動と結果の評価について語っている個所がありますが、
全く荒木先生の言と、同じ事だったのには驚かされました。

やはり、何事も、極めるには王道なく、極めた方は同じ道を歩むものだと、改めて感じ入った次第です 

以上、稚拙な内容で恐縮では御座いますが、感想とさせていただきます。

今後の貴社のご発展を期待しております失礼致しました。
                                     
●9月の風月譚 
9月11日とイスラムの人々 』

●8月の風月譚
戦後と58年後の今日 』

●7月の風月譚 
『三色旗ー自由,平等,博愛 』

●6月の風月譚 
『JUNE BRIDE (6月の花嫁)

●5月の風月譚 
『とつき十日の下宿屋の宿賃』
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