トンカットアリの老舗「百寿庵」

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●2005年4月の風月譚 
『4月は新たな出発の月
=私の高校時代=


 4月に入り今、全国各地で桜前線の到来を迎えております。
桜の春は、華やかな色合いと香りを満遍なく各地にもたらしてくれ、長く重い冬からの開放の
シンボルでありますが、今年は例年になく開花が遅れているいるようです。
皆さんの所の桜模様はいかがですか?
桜といいますと「ソメイヨシノ」が代表的な桜ですが、これは「大島桜」と「江戸ヒガン」の人工
交配物で種から新しく増殖されることは無く(接木によるのみ)、更に環境の変化に弱いとの
事です。
交配後60年位の時間が経た今日、「ソメイヨシノ」を愛でる機会はどんどん少なくなっていく
ことは明らかのようですが、他に80種類以上も桜があることは我々日本人の大きな財産と
いえます。
桜の無い春など考えるだけで日本人の心の何分の一が消失してしまう感じがしますね。
南半球では,ジャカランダムのブルーの色が桜と同じように春の到来を告げるようですが,この
木と桜が共生したらどんな感じかな‐と想像したりしています。

義務教育期間から新たに高校に進学する沢山の人々に、高校の3年間を大切に過ごして
もらいたいと一言触れてみようと思います。
高校入学は社会への第一歩を踏み出した事と言えます。
今になって自分自身を振り返って見るとこの3年間の過ごし方が、その後の人生に大きく影響
していることを感じます先生、友人、部活動を通しいろいろな実社会の一旦を知ることが
出来ます。
恥を曝すことになりますが,私の1年生の時、友人が本の万引きをしたのですが私が1冊,
それを買って「もうやめろ!!」と言ったのですが後日,犯罪幇助とでも言うのでしょうか校長訓戒
を母親同席で受けました万引きに同行し現場にいた友人,私と同じく買った複数の友達も
購入の事実を否定した結果、私の他2人が訓戒を受けることになりました。
その時初めて「これが社会だ‐‐時には嘘を付かなければならないこともある」と言うことを
感じました。
祖母から「信吾,一つ嘘をつくとそれを隠すのにまた嘘をつくことになるよ」と言われ育った私
にとって、「俺は何んてはんかくさいんだ‐」と感じたこと忘れることは出来ません。
他方、2年生の時、石狩の海岸にキャンプに行き空家の民家の塀一角を燃やしてしまい
翌朝、見廻りの人に見つかってしまいました。
「どこの学生だ?」との問いに「札幌南高校」と答えた所、彼は「南高校にそんな悪い
事するのはいないはずだ!!」と言って許してくれました。
その時の仲間は、その後、東大医学部、北大、早稲田、慶応などに進学したのですが、
45年以上前の出来事ですが、良く放免してくれた彼の人の温情もまた社会に触れた
一瞬でありました。
大学進学で国立系を受験しようとすると、8科目も準備しなければならないのですが友人の
殆どがこの難関をやりこなし希望の学校に進学したのをみるに,彼らは本当に優秀なんだと
感服したもんです。
出来の悪かった私から言わせてもらうと,例えば優秀な友人が「数学は美しい」「歴史は楽しい」
など聞いても何故なのか私には見当が付きませんでした。
先生は毎年同じ事の繰り返しでしょうが,新入生にとってはたとえば「物理学」とか「幾何」とか
その学問のもつ位置付けとか面白さなど説明の時間も無く無味乾燥の世界に初日から投げ
込まれてしまい、すっかり「理数系」嫌いになってしまいました。
「良く卒業できたな‐」というのが本音でして「,先生も良く出してくれたな‐」と感謝を忘れること
は出来ません。
こんなこともありました3年の時,生物の試験で先生が野球部の顧問であったことを良いこと
にして白紙に近い状態でしたが「元野球部」と書いて"3"をもらいました。
高校野球と言うと、私の人生でやり直しが許されるとすると、途中で退部した「野球部」の事が
挙げられます3年の夏まで続ける事がなぜ出来なかった自分に腹がたちますし,更に大きな
財産を手にすることなく青春を、暗黒の受験戦争に埋没させてしまったと後悔するばかりです。
高校時代といえばやはり,(異)性に目覚めた時期でもありました。
マセた友達(現在は某会社の副社長)が,何処で見つけたのか"インドのヴィーナス"等のY本を
持ち込み皆で回し読みをしたりしました。
今と違い,それは全くの空想の世界でありました。
秋の学園祭では女性が1/3でしたので,フォークダンスの相手を確保?するのは丁度極楽鳥
の求愛活動のようで、快く「YES」の返事をもらうのは中々大変であったなアと記憶しております。
3年間は1,000日と95日です。
大切な友達を見出す時期ですが,今日の携帯電話によるメールでの付き合いは、言葉の交流
のみで,心の交流には程遠いものがありますので本当の友人は何なのか良く考えてみること
をお勧めしたいと思います。

皆さん「高校3年生」という歌御存知でしょう。
昭和38年位に発売された舟木一夫さんの歌ですが、今も卒業時に歌われる唄ベスト5に入る
との事ですこの歌の作詞者は丘 灯至夫さんで作曲者は遠藤 実さんです。
丘さんは,病弱であったために,また遠藤さんは貧困の中で高校進学が出来なかったようです。
丘さんは福島出身で遠藤さんは新潟出身ですが、戦後の貧困の中から夢を叶え今日ある
お二人ですが,高校に行く期間に行けなかったお二人が,高校生活を夢みてこの唄を残した
わけですが,その心情を思いやると,この歌の持つ意味合いも更に一味、違ったものになるの
ではないでしょうか!!
今では,経済的事由により高校進学を断念する等余り無い事かと思いますが、高校時代は
光輝く一時期でありますので大切に過ごしてもらいたいものです。
その時に培った財産の大小が長い年月を経てみますと、現状を甘受しなければならないこと
に深く繋がりがあります。
新高校生諸君,そして取り巻く御家族の皆様良く会話をし、暖かく励ましてください。

P/S
4月となりますと今年も又、大リーグ(MLB)が始まります。
今年は16人との事ですので,イチロー,二人の松井選手がどんな活躍をしたか、毎日の昼の
NEWSが楽しみですね!!
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●2005年3月の風月譚 
故郷 札幌 昭和30年頃まで

●2005年2月の風月譚 
雪池忌によせて

●2005年1月の風月譚 
酉年にあたって

2004年
12月 平成16年を振り返って
11月 書物は知識の源泉
10月 故 野中 孝一さんと「SPIN トレーニング」
9月 ハインリッヒの法則(1:29:300)とパン屋の経営
8月 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART2)
7月 私のPROJECT-X 甲子園への道(PART1)
6月 6月10日は時の記念日
5月 FENWAY PARKの思い出
4月 お釈迦様と四聖諦八正道
3月 『起業5年目にあたって‐‐新たに知った事・新たな財
2月
『OFFSET BALANCE(得たものと失ったもの) 
1月 『暴君の初夢』 

2003年
12月 『6歳のLADYに学んだこと 』
11月 『文化そして万歳三唱 』
10月 GOLD FINGER 荒木 敏明 君 』
9月 9月11日とイスラムの人々 』
8月 戦後と58年後の今日 』
7月 『三色旗ー自由,平等,博愛 』
6月 『JUNE BRIDE (6月の花嫁)
5月 『とつき十日の下宿屋の宿賃』

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