トンカットアリの老舗「百寿庵」

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「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集


■ (77) アクアエクササイズをもっと取り入れよう


 アクア(水中)エクササイズは、水の持つ特性(特に浮力)によって、
体格、体力、年齢に左右されることなく、たとえ身体的障害があっても生涯
をとおして実行できる運動です。百寿へ向かってぜひ取り入れましょう。
 
■ 何のために泳ぐ

健康のために、種々の健康増進施設が全国につくられ、温水プールも飛躍的に
増加しました。
<「水泳は全身スポーツだから、とっても健康にいいんだぜ。中年ぶとりなんか
全然してないだぜ」と毎日プールで泳いでいるハンクがラリーに言った。
皮肉屋で通っているラリーは、ハンクの身体をじろりと見て答えた。
「その立派な健康体が、何になるんだい?きみは、泳ぐためにしか使ってない
んじゃないのか?」(『ポケット・ジョーック四 スポーツ』植松惣一編訳、
角川書店)>この皮肉は、現在の健康志向ブームにもあてはまるかもしれません。
健康は目標(目的地)ではなく、すべての土台であり出発点です。



■ アクアエクササイズの特性

   表1 水泳の特性
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  1.運動中の衝撃度が水の中であることによって軽減される(水の抵抗は空気
   と比べて12倍大きいため、クッションの役割を持つ)。
  2.浮力により体重をほぼゼロにできる(肩まで水に浸かった状態で陸上の
10%の重さになる)。
  3.あらゆる方向に三次元的な抵抗をもたらす。
  4.主として等速性の筋収縮のみをもたらす。
  5.関節を自然な可動域に沿って無理なく動かせる。
  6.運動中の体温が上昇しにくい(水の中は熱の伝導率が約25倍以上あるので、
   水温が体温より低ければ冷却効果は高い)。
  7.可変性抵抗が調整しやすい(水の中では動く速度に二乗して抵抗は大きくなる)。  
  8.陸上での運動よりも人体の循環器機能の効率がよくなる(水の中は浮力により
   無重力状態なので、血液がスムーズに流れやすくなる)。
  9.関節の可動域が広く三次元的動きができる(水に浮かぶということは、支点のない
   無重力状態と同じで、動作に重力などの影響も受けない)。
  10.心理的にも積極的になれる運動環境を提供する。
11.運動する時間的な効率が高い(運動代謝で4倍といわれている)。
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(田口信教:『スポーツ医科学』杏林書院を一部改変)

 100m平泳ぎの金メダリストである田口信教鹿屋体育大学教授は、アクアエクササイズの
特性を上記表1のようにまとめています。水は空気の820倍の密度をもつことから水圧が
かかり呼吸に制限が加わる、と同時に浮力が生じ無気力的環境をつくる、動作に伴う
水の粘性抵抗や造波抵抗、空気の約25倍の熱伝導率に由来する水温の影響、などが
主な水の物理的特性です。
 特に、浮力とそれによる無重力的環境が重要で、その特性は、アクアエクササイズ
ばかりではなく、整形外科的リハビリテーション、肥満者の運動療法などの治療、
あるいは宇宙飛行士の無重力訓練などさまざまな面で利用されています。



【百寿者になろう】より抜粋(著者の了解済み)
 著者 杏林大学医学部教授 大野秀樹
 定価1,260円(税込)


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