トンカットアリの老舗「百寿庵」

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「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集


■ (73) やっぱり減塩が大事

 禁煙のように、実行すれば確実に効果が得られるのが減塩です。特に、
高血圧をはじめとする循環器疾患の予防、治療に有効です。まず、1日
10g未満、最終的には6〜7g以下が目標です。

 ■ 山口瞳氏と塩

 短編の名手・山口瞳氏が亡くなられて8年が過ぎましたが、山口組の結束は
固く、奥様も参加される集まりが主に国立市でしばしば開かれています。筆者は、
10年以上前に組員の末席に加えていただき、その中心人物、ドスト氏こと関頑亭
先生、浩チャンこと竹中浩先生、トッカピンこと醍醐準一氏と今でも、京都や
金沢に、文字どおり『酔いどれ紀行』(山口瞳著、新潮社)へ出かけています。
浦安の「秀寿司」、神田明神下の「佐々舎」、京都の「祇園サンボア」、
金沢の「つる幸」、「倫敦屋酒場」、長崎の「とら寿司」、酒田の「ル・ポットフー」
など、おかげで夜のレパートリーが広がりました。酒席の名手でもあった山口氏は、
次の、本当は塩をまかれるようなエピソードを紹介しています
(『礼儀作法入門』集英社)。
<私は、深夜の来客、不意の来客があったとき、残りものを工夫して簡単なツマミを
つくるのは、酒呑みの女房に必要不可欠の才能であると思う。台所で、チャチャッと
手際よく何かをつくってしまう夫人というのは、見ていても気持ちがいい
・・・・・しかしこんなこともある。
私の家で、三人で飲んでいた。一人の友人を自動車で送っていった。友人の家の
応接間へ通された。彼はスコッチウィスキーを持ってきた。三人とも酔っていて
仕事の話になった。1時間ばかり経った。何も出てこない。主人でないほうの友人
が叫んだ。
「奥さん、塩かなんかありますか」
すると、壁のむこうで声があった
「あのう、食卓塩ですか、アジシオですか、それとも岩塩でしょうか」>


【百寿者になろう】より抜粋(著者の了解済み)
 著者 杏林大学医学部教授 大野秀樹
 定価1,260円(税込)


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