| 「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集 |
| ■ (67) 非喫煙者と住モーカー |
| ■ 受動喫煙 タバコの有害な化学物質の大部分は、吸煙と吸煙との間の「くすぶり」(副流煙)にあります おまけに、一本の紙巻きタバコを吸うと、主流煙が発生するのが20秒間に対し 副流煙は550秒間発生します)(「臨床栄養」95巻7号、蓑輪眞澄著)。すなわち、非喫煙者の喫煙、 受動喫煙の問題が生ずることになります。疫学者・平山雄氏が、夫が1日20本以上タバコを吸うと、 非喫煙妻の肺がん相対危険が1.91倍になることを明らかにして以来、受動喫煙が世界的論議を 引き起こし、現在、職場や公共の場所で分煙が徹底されてきたのは、ご承知のとおりです。 米国では、受動喫煙により毎年3,000人前後の肺がん死亡、15万人から30万人のこ子どもに 下部呼吸器感染症を起こし、少なくても小児喘息の10%の原因になっている、と報告されています (「臨床栄養」95巻7号、渡邊昌著)。仕事は選べても、家族は選べません。家庭内では分煙も ままならず、家族に喫煙者がいる場合には住モーカーとなり、つらいところです。 ■ 断煙のすすめ 現喫煙者のうち、禁煙希望者は64.2%にもなるそうです(「平成10年度の喫煙と健康問題に関する 実態調査」)。禁煙は、少しずつ減らしていく「減煙」よりも、一気にやめる「断煙」のほうが はるかに効果的です。はじめの離脱症状を、ニコチンガムや経皮吸収ニコチン製剤などの力を借りて でも乗り切り、喫煙者からの「そろそろ、一本くらいいいだろう」の誘惑に負けないことが肝心 です。ご参考までに、東京女子医科歯科大学病院で「禁煙外来」をされている阿部真弓先生の禁煙 のコツ七ヵ条を下記に示します。 ・・・・・・・・・・・・・・禁煙のコツ七ヵ条・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1)やめたい理由を再確認 2)禁煙は公表しよう 3)思い切って断煙を。 4)禁断症状は「タバコ派離れの証拠」とポジティブ思考で乗り越える。 5)吸いたくなったらおいしい水やお茶を飲んだり、身体を動かし深呼吸。 6)周囲の人との摩擦を避ける。 7)禁煙のメリット(痰が減った、安眠できる、呼吸が楽、化粧のノリがよい、 食事がおいしい、お金がたまるなど )をみつける ・・・・・・・・・・・・・・(阿部真弓:『禁煙外来』芳賀書店)・・・・・・・・・・・・・・・ |
| 【百寿者になろう】より抜粋(著者の了解済み) 著者 杏林大学医学部教授 大野秀樹 定価1,260円(税込) |