| 「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集 |
| ■ (41) 豆腐が大豆(大事) |
| 豆腐が大豆(大事) ■豆腐(大豆)の多彩な機能 豆腐の原料は、いうまでもなく大豆です。大豆に含まれている ゲニステイン、ダイゼン、グリシテインなどのイソフラボンは、 構造がエストロゲンと類似しているため女性ホルモン作用を有し、 さまざまな効果を示します。たとえば、抗酸化作用、チロシンキナーゼ <高エネルギーのリン酸をATP(アデノシン三リン酸)からチロシン残基 に転移する酵素>阻害作用、血管新生抑制作用などによる抗がん作用 を持ち、とりわけ乳がんや前立腺がんなどのホルモン依存症のがんに 有効です。さらに、骨粗鬆症の予防、血中コレステロール低下作用、 あるいは血小板反応性の抑制や血管内皮細胞の増殖抑制作用による 動脈硬化、冠状動脈疾患に対する予防効果といった多彩な効能が認めら れます。 豆腐効果を逆説的に示す具体的な例が進行中です。1995年8月に宣言した 「世界長寿地域」の看板を沖縄県が早くも降ろしつつあるようにみえること です。<男性の長寿日本一の座を降りて久しいですし、明治、大正生まれ の人は長生きだが、昭和1ケタで全国並み、2ケタ以降は平均よりも生活 習慣病での死亡率が高い、とすでに同年に警告され(琉球新報1995年3月16日 「長寿県・沖縄に黄信号」)、悪化の一途を辿っているからです>。 それには、豆腐の消費量が確実に減っていることが重要な要因になっていると 推測されています。次に、沖縄(島)豆腐や本土(一般)豆腐の成分を紹介し、 加えて。豆腐の効能をもう少し詳しく説明します。 |
| 【百寿者になろう】より抜粋(著者の了解済み) 著者 杏林大学医学部教授 大野秀樹 定価1,260円(税込) |