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「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集


■ (4)百寿者は2万人を突破していいる

2003年9月9日、厚生労働省は、百寿者を2万561人(男性3,159人,
女性1万7402人)と発表しました。女性が84.6%を占めています。
統計を開始した1963年はわずか153人であったので、この間に134倍
に増加したことになります。ちなみに、発表時の最高齢は、男性が112才、
女性が114才でした。
2002年10月1日現在の推計では、日本人の人口は1億2,743万5千人
(男性6,225万2千人、女性6,518万3千人)と報告されています
(総務省統計局)。すなわち、文明国でも10万人中2人程度といわれている
百寿者の割合が、わが国では16人強となります。女性に限れば約27人と
なり、百寿者になることが、まだまだ低い確率ながらも多少現実味を帯び
てくるかもしれません。他方、残念ながら、この百寿者の増加は、
喜ばしいことばかりではありません。それは、百寿者の生活の質あるいは
日常生活能力がこの20年の間に確実に低下している事です。
この傾向は、特に増加する一方の施設百寿者に強くみられます
(在宅百寿者はある程度安定してます)。身の回りのことが自立でできなく
なった百寿者、ついに寝たきりになってしまった百寿者には、家族や介護人
に遠慮し、気をつかいながら小さく生き、多くの百寿者に共通する肯定的で
前向きな人生観(私は、ケセラセラ人生観と翻訳しています)が一気に
色褪せてしまったようにみえる方が少なくありません。百寿者が増えたと
いっても、百寿者になれる幸運は、たとえはよくありませんが、宝くじの
特等に当たるくらい、ほとんどの人にはやってこないでしょう。本書は、
寝たきりでも痴呆状態でも、何がなんでも百寿者になれれば、という立場は
とらず、運動・栄養・休養に関する情報を中心にして、死の直前まで日常
生活の最低限のことは自力でこなせる健康寿命を延ばすことに役に立ちたい
という方針で進めていこうと思います。その結果が「百寿」につながれば、
筆者として望外の喜びです。


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