トンカットアリの老舗「百寿庵」

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「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集


■ (22) 「素食」でいこうー豚肉も食べようー

 「素食」でいこうー豚肉も食べようー@
沖縄の長寿者は、「粗食」よりも栄養素のバランスのよい「素食」を
実行しています。豚肉は、牛肉よりもエネルギーや脂質が低値を示し、
ビタミンB1含量は全食品中でも最高クラスであり、ぜひ「素食」に
加えたい食材です。

■内臓も食べよう
炎の芸術家・岡本太郎氏は、食の世界にも一家言を持っています
(『にらめっこ』番町書房)
「日本の肉は世界一美味しいという自慢話を良く聞く。そしてその味に
慣れた人は、実際外国へ行って、肉が固くてまずかったという場合が多い。
だが本当にそうだろうか。
 私が逆に、ヨーロッパやまた中南米に行って肉を食べながら、アッと
感動するのだ。その味は、本当になまなましい。動物の肉を食っているのだ、
という喜び。自然のなかの、野生の歯ごたえ、においー。
 日本人は魚介類になると、鯛の目玉を食べたり、ナマコの腸とかアワビの
きも、ふぐの白子、ほやなどと、見た目もかなりグロテスクな、不思議なもの
までいろいろ食べる。・・・・どうも肉料理となるとそうはいかないようだ。
種類も牛も豚など限られるし、それもヒレとかロースとか、きまりきったところ
ばかり。・・・・中国料理には蛇から猿の脳味噌、熊の掌、等々・・・・・・。
フランスでも牛・豚・猪の頭、脳味噌、腎臓、胃袋、足、イタリアのオッソ・ブコ、
牛の背骨の髄のとろっとしたゼラチンの煮込み、・・・・・もう、あげはじめれば
きりがないが。・・・・魚はあれだけデリケートに味わい分けるのに、こと西洋
料理となるとビフテキ・オンリーでは、日本人の味覚もまだまだ偏っているのでは
ないかという感じがする」
 食通の映画評論家・荻昌弘氏も「豚ホルモン」と称する豚の耳を推奨しています
(『男のだいどこ』文藝春秋)。沖縄の代表的な食べ物である豚肉は、沖縄の精肉店
では、いわゆる豚肉の他に、豚頭、豚足(テビチ)、豚耳(ミミガー)内臓(ナカミ)
の類まで、あらゆる素材が並んでいます。もっとも、たとえば、東京でも、牛の臓物
の煮込みの名店(森下「山利喜」、北千住「大はし」、勝どき「かねます」など)
があり、「鬼平」にも軍鶏の臓物鍋を夏にふうふういいながら食べる場面が出てきます
(『池波正太郎・鬼平犯科帳』佐藤隆介編。文藝春秋)。

【百寿者になろう】より抜粋(著者の了解済み)
 著者 杏林大学医学部教授 大野秀樹
 定価1,260円(税込)


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