トンカットアリの老舗「百寿庵」

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「百寿者(ひゃくじゅしゃ)になろう」抜粋集


■ (17) 茶柱は百寿の幸運のサインか

 茶柱は百寿の幸運のサインか@

 古くから日本人に親しまれているお茶は、最近、健康食品として新たな注目を
集めています。その本体は、ポリフェノールの一種であるカテキンです。抗がん作用
など、カテキンパワーなどの魅力を紹介します。

■茶柱
 ティーバックやペットボトルのご時勢、茶柱を見る機会がすっかり減り、
「茶柱が立つのは縁起がよい」という団塊の世代である筆者らやその上の
世代が楽しんできた風習が、今や風前の灯になっています。しかし、茶柱
は棒茶という安いお茶のほうが立ちやすく、案外、次の特異な作家・内田百闔
が書くようなことが本当であったかもしれません。
「・・・・それから又法政大学にも出る様になった。行き初めの頃は小さな建物
の旧校舎であったが、一年目に今の場所に新校舎が出来て引き移った。教員室は佐
まで広くないのに先生は大勢ゐる。ごたごたした中で給仕がお茶を汲んでくれる
時もあるが、先生が自分で起って行って飲む事が多い。出席簿をぶら下げた壁際
の机の上にみんなの湯呑と薬罐が置いてある。給仕がお茶の葉を無暗に入れるものだから
濃過ぎていつも苦い。又茶袋を用ゐないので薬罐の口から茎がでて来る。法政大学
のお茶には茶柱の立つ事はしょつちゆうであって、時には二本も三本も立ってゐる
事があった。しかし私に取っても又学校に取ってもその頃の茶柱は吉兆ではなかった
様である。
 何年か後にすっかり教師をやめて、家でばかりお茶を飲む様になった。時時気がつく
事は、家のお茶がどうも薄い。濃くしろと云ってもその時限りで、矢張り薄い茶を
飲ませる・方方の学校で飲んだお茶の様には行かぬものらしい」
(『御馳走帖』中央公論社)

 【百寿者になろう】より抜粋(著者の了解済み)
 著者 杏林大学医学部教授 大野秀樹
 定価1,260円(税込)


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